金の糸美容術(美容法)40代女性 5

金の糸美容術の特徴の一つに、その効果が術後長期にわたって持続することが挙げられます。その理由の一つに、金の糸の周辺を取り囲む、コラーゲンの膜の存在があります。

 
 

人体は、体の中に何か異物が挿入されると、それを排除しようとする作用があります。細菌やウイルスなどに対する免疫反応もその一つなのですが、もっと大きなものが挿入された場合には、一般的には「異物反応」と呼ばれるものが起こります。この異物反応と言うのは、挿入された異物の周囲を取り囲むように、カプセルと言うコラーゲンを主成分とする膜が作成されることです。そしてこの膜に取り囲まれた異物は、皮膚の中の場合には皮膚からその異物を外に出そうという働きによって、体外へと排出されます。しかし、皮膚の中ではなく皮下組織に挿入された場合には、異物はカプセルに取り囲まれたまま、カプセルによって周囲の組織とは隔離されて、そのままその位置に残ります。金の糸を皮下に挿入すると、このカプセルが金の糸の周囲にでき始め、金の糸の移動や、痛みを感じるような周囲の組織への刺激を防いでくれるのです。
金の糸の周囲にできるのは、「コラーゲン」を主成分としたカプセルであるということが、金の糸美容術の術後長期の効果に関して、大きなキーポイントとなります。金の糸が挿入されると、人体はそれを異物として捉えます。そしてそれを隔離するためにカプセルを作り始めるわけですが、その時に、様々な体内の細胞がお互いに情報を受け渡しあいます。その後、コラーゲンを作る細胞である線維芽細胞が、金の糸の周囲を取り囲むと同時に、コラーゲンを作り始め、カプセルを作ります。この線維芽細胞がコラーゲンを作る作用は、カプセルの材料としてコラーゲンを供給することが主な目的ではあるのですが、周辺のその他の組織にもコラーゲンが供給されることになります。その結果、金の糸は皮膚のすぐ下の皮下組織に挿入されていますので、皮膚にもコラーゲンが供給されるということになります。そうすると皮膚のコラーゲンも増加することになり、皮下組織ばかりでなく、弾力性を失った皮膚にも、弾力性が戻ってくるというわけです。さらに、線維芽細胞はコラーゲンばかりではなく、皮膚の成分であるヒアルロン酸やエラスチンも産生しますので、それらも皮膚に供給され、さらに皮膚の弾力性は増加し、たるみやシワに対して、その改善効果を生むということになります。

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